君と僕

彼女の子供と僕の日常

恐怖

彼女が記事にしたので

俺も彼女同様戒めの意味も込めて残しておこうと思う



その日は仕事で

おうちに帰り皆で夕飯を済ます


仕事の疲れからか

彼女がベッドへ

俺も隣に横になった

『君』はベッドでジャンプしたり

周りをうろちょろしたり

動画を見ていたと思う

彼女に『君』が「ねー起きてよー」と言う言葉聞いたのが最後で俺も寝てしまった…


「『君』がいないっ!」

と彼女


一瞬で目が覚めた


ベッドの下

ソファーの下

トイレ

お風呂場

狭いアパートなので探すところは少ない…

アパートの外もチェックして


いない


外に出たのか?

そんな事ってあるのか?


なんか胃が…

気持ち悪い…

早く出てきて安心させて


とりあえず

駐車場までの道を辿り

近くの公園に行ってみた


「『君』ーーっ!!」

呼んでも反応はない…


1度手分けして探して


なんか気になって1度アパートに戻る

やはり部屋にはいない


『君』靴はいていっていないんだなとその時思う


いないことを確認後近くの交番へ急ぐ


胸が締め付けられる

気持ち悪い…


「2歳の子供保護されていませんか?」

「されていますよ」


この時全身に血が通い始めたのが分かった

生き返ったという感じがした

泣きたい気持ちと

怒りたい気持ちと

という感じ

まだ冷静ではなかったかも


警察署で保護しているということで


俺も一緒に行くと

関係性とか面倒くさそうなので

彼女一人で行ってもらった


その時は書類とか書いてすぐ連れて帰れると思っていた…


俺は近くの駐車場で待機


なんかホッとして

また気持ち悪くなってきた

近くのコンビニで嘔吐して

車で待っていると彼女から電話


なんか大変なことになってる

ネグレクトにあたるみたい

これから家にも来るみたい


えっ!Σ(°д°ノ)ノ

そんななの??


その時これからどうするか

少し話したのですが

全然頭がまわらず

よい案が出せなかった…

でも彼女は素早く色々考えていた

今思ってもそれが最善だなと思える案で

さすがだなと思う


この後警察が彼女の家に来るらしいので

送り届けて

俺はアパートに戻る


なんか

お酒を飲む気にもなれず

恐怖におののいていた

本当に見つかってよかった

完全にトラウマになった

でも彼女も心配だ

早く連絡来ないかな?


しばらくして彼女から連絡があり

一応終わったとの事

まだやる事は残されているらしい


その後彼女お買い物に行くと言うので

ついて行った笑


もうホッとしたやら

怖いやら

体がまだ戻ってこないよ

やたら疲労感があった

しかし寝る気にならないというか…

寝れないというか…


2人でコンビニ行っている時

『君』にも会いたいなって思ったよ


翌日『君』に会うと

違う話をしているのに

本当に小さい声で

「鍵があいてたの」

「怖かったの」

とか言ってた

彼なりにも大きな事件だったのであろう

怖かったね

もう良いから

もう1人ではどこにも行かないでね

と約束をした



本当に反省している


よく台所で料理していると

『君』は鍵をいじったりドアノブをいじったり

していて…

もう少し背が伸びたら開けられるなって思ってた

しかも『君』は回すタイプのドアノブでも開ける

こりゃ時間の問題

彼女ともチェーンしようと言っていた矢先の出来事でした



『君』が保護された場所は

アパートから少しだけ離れた場所…

彼女の家までの通り道

俺たちが寝てしまってつまらなくて

家に帰ろうとしてたのかな?

大好きな上の子に会いに行ったのかな?

なんかそう思うと涙が出てきた



もうたくさん反省しました

これからは目も離しません


ごめんね『君』…